重症心身障害児向け施設とは?児童発達支援との違いをわかりやすく解説

子どもの療育について調べていると、
「児童発達支援」
「重症心身障害児向け施設」
といった言葉を目にすることがあります。
しかし、
「どんな違いがあるの?」
「うちの子はどちらの施設に通えるの?」
「医療的ケアがあっても利用できる?」
と迷う保護者の方も多いのではないでしょうか。
療育の施設にはいくつかの種類があり、子どもの状態や必要な支援によって利用できる施設が異なります。
この記事では、重症心身障害児向け施設とはどのような場所なのか、児童発達支援との違いも含めてわかりやすく解説していきます。
重症心身障害児とは

重症心身障害児とは、重い身体障害と知的障害が重複している状態の子どもを指す言葉です。
多くの場合、
・自分で体を動かすことが難しい
・医療的ケアが必要
・日常生活に介助が必要
といった特徴があります。
また、医療的ケアを必要とする子どもも多く、
・たんの吸引
・経管栄養
・酸素吸入
・人工呼吸器の管理
などのケアを受けながら生活している子どももいます。
そのため、利用できる施設には医療面や介護面での支援体制が必要になります。
重症心身障害児向け施設とは

重症心身障害児向けの施設は、医療的ケアや身体介助が必要な子どもでも安心して過ごせるように支援体制が整えられている施設です。
多くの場合、
・看護師が配置されている
・医療的ケアに対応できる
・身体介助に慣れたスタッフがいる
といった環境が整っています。
また、子どもの身体の状態に合わせて無理のない形で活動を行い、安心して過ごせる時間を大切にしています。
児童発達支援との違い

児童発達支援は、主に発達に特性のある未就学児を対象とした療育施設です。
遊びや活動を通して、子どもの発達をサポートすることを目的としています。
一方、重症心身障害児向けの施設では、
・医療的ケアへの対応
・身体介助
・看護体制
など、より手厚い支援体制が必要になります。
そのため、施設によっては
・児童発達支援(一般型)
・重症心身障害児型の児童発達支援
のように、対象となる子どもの状態によって施設の種類が分かれていることもあります。
医療的ケアの対応について
重症心身障害児向けの施設では、医療的ケアに対応できる体制が整えられていることが多いです。
ただし、医療的ケアにもさまざまな種類があります。
ケアの内容によっては、
・看護師など医療職でなければ対応できないもの
・研修を受けた支援員が対応できるもの
があります。
そのため、施設によって対応できる医療的ケアの範囲が異なることもあります。
施設を探す際には、どのような医療的ケアに対応しているのかを確認することが大切になります。
学校や放課後等デイサービスとの関係
重症心身障害のある子どもの場合、学校への通学が難しく、訪問教育(訪問級)を利用している子どもも少なくありません。
そのため、放課後等デイサービスを利用したくても、
・医療的ケアに対応できる施設が少ない
・看護師の配置が必要
・送迎や受け入れ体制の問題
などの理由から、施設を見つけることが難しいこともあります。
地域によって支援体制には差があるため、自治体や相談支援専門員と連携しながら情報を探していくことが大切になります。
まとめ

重症心身障害児向け施設は、医療的ケアや身体介助が必要な子どもでも安心して過ごせるように支援体制が整えられている施設です。
児童発達支援と同じ療育の施設でも、対象となる子どもの状態や必要な支援によって施設の種類が分かれていることがあります。
子ども一人ひとりの状態に合った支援につながるためにも、自治体や相談支援専門員と連携しながら施設を探していくことが大切になります。

