医療的ケア児が通える施設とは?利用できる支援や施設の種類を解説

医療的ケアが必要なお子さんを育てていると、
「どこに通えるの?」
「保育園や幼稚園は難しいと言われた」
「療育は受けられるの?」
と悩むことも多いのではないでしょうか。
医療的ケア児の場合、通える施設が限られていることもあり、情報を探すのがとても大変なことがあります。
また、療育というと「発達支援の場所」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実際には発達支援だけではなく、身体障害のある子どもや医療的ケアが必要な子どもが集団活動を経験する場所でもあります。
この記事では、医療的ケア児が通うことのできる施設や支援について、わかりやすく紹介していきます。
医療的ケア児とは

医療的ケア児とは、日常生活の中で医療的なケアが必要な子どものことをいいます。
例えば、
・人工呼吸器の管理
・たんの吸引
・経管栄養
・酸素吸入
・気管切開の管理
などの医療的ケアを受けながら生活している子どもたちです。
近年は医療の発達により、医療的ケアを受けながら自宅で生活する子どもも増えてきました。そのため、医療的ケア児が安心して通える施設や支援の必要性も高まっています。
また、医療的ケアといっても内容にはさまざまな種類があります。
ケアの内容によっては 看護師など医療職でなければ対応できないものもあれば、研修を受けた支援員などが対応できるものもあります。
そのため、医療的ケア児を受け入れている施設でも、
・看護師が配置されている施設
・対応できる医療的ケアの範囲が限られている施設
など、施設ごとに体制が異なる場合があります。
施設を探す際には、どのような医療的ケアに対応しているのかを確認することも大切になります。
医療的ケア児が通える施設
医療的ケア児が通える施設はいくつかあります。
児童発達支援

未就学児が利用できる療育施設です。
子どもの発達や状態に合わせて、遊びや活動を通して成長をサポートします。
施設によっては、医療的ケア児を受け入れているところもあります。
重症心身障害児向けの児童発達支援

重症心身障害児を対象とした児童発達支援の施設もあります。
看護師が配置されていることが多く、医療的ケアが必要な子どもも安心して過ごすことができる環境が整えられています。
また、身体の状態に合わせて無理のない形で活動を行い、子どもが安心して集団活動を経験できることも大切にされています。
放課後等デイサービス

小学生以上になると、放課後等デイサービスを利用できる場合があります。
放課後等デイサービスは、学校が終わった後や長期休みに利用できる福祉サービスで、生活支援や活動を通して社会経験を積むことを目的としています。
ただし、医療的ケアが必要な子どもの場合、通える施設が限られていることも多くあります。
特に重度の医療的ケアが必要な場合は、学校へ通うこと自体が難しく、訪問教育(訪問級)を利用している子どもも少なくありません。
そのため、放課後等デイサービスを利用したくても、
・医療的ケアに対応できる施設が少ない
・看護師の配置が必要になる
・送迎や受け入れ体制の問題がある
などの理由から、施設を見つけることが難しい場合もあります。
地域によって支援体制には差があるため、自治体の福祉窓口や相談支援専門員と連携しながら、利用できるサービスを探していくことが大切になります。
医療的ケア児が施設を探す方法

医療的ケア児が通える施設は、地域によって数が少ないこともあります。
そのため、次のような場所に相談することで情報を得ることができます。
・市区町村の福祉窓口
・相談支援専門員
・地域の療育センター
・病院のソーシャルワーカー
地域の支援機関とつながることで、利用できるサービスを紹介してもらえることがあります。
療育は子どもが社会とつながる大切な場所

療育というと、発達支援のための訓練をする場所というイメージを持たれることもあります。
しかし実際には、身体障害や医療的ケアが必要な子どもにとって、社会との関わりや集団活動を経験する大切な場所でもあります。
保育園や幼稚園に通うことが難しい子どもでも、療育の施設で友達や支援者と関わりながら、安心して過ごす経験を積むことができます。
子ども一人ひとりの状態に合わせて、無理のない形で社会とのつながりを広げていくことも、療育の大切な役割のひとつです。

